文鳥 その2

<十月早稲田に移る。伽藍のような書斎にただ一人、片付けた顔を頬杖で支えていると、三重吉が来て、鳥を飼いなさいと云う。飼ってもいいと答えた。しかし念のためだから、何を飼うのかねと聞いたら、文鳥ですと云う返事であった。>



文鳥のミカゲは、本当に人懐っこくて、お兄ちゃんの手の上、頭の上で安心して眠ってしまいます。



ミカゲおいで。と呼ぶと来るようになりました。




<大きな手をそろそろ籠の中へ入れた。すると文鳥は急に羽ばたきを始めた。細く削った竹の目から暖かいむく毛が、白く飛ぶほどに翼を鳴らした。自分は急に自分の大きな手が厭になった。>

漱石には、あまり懐かなかったようですが、我が家の文鳥は、人だろうと犬だろうとおかまいなしに全く怖がりません。



▲お兄い&せな&ミカゲ

せなはやさしい子なので安心ですが、よねに向かって飛んで行った時は、家族中が焦りました。


ミカゲは我が家のアイドルです。



お兄ちゃんの手の上で眠るミカゲ


そのうち、自称母鳥を名乗る娘写真家撮影のミカゲ写真もアップします。
(遅刻、欠席ゼロを誇っていた娘写真家が、先日ミカゲかわいさに初めて大学に遅刻した。笑)
まぁその話もいずれ・・


文中<>内 夏目漱石 「文鳥」 より。



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